今回は熱絶縁工事で保温材として主に使われるグラスウールについて説明したいと思います。
ガラス繊維で出来た綿状の素材で、保温性、断熱性、吸音性が高い素材になります
それでいて低コストという利点があります。
グラスウールの種類は?
主にロール状の物,板状の物、筒状の物 様々あります。
ロ-ル状の物 板状のものは主にタンクや機械装置などに使われ
筒状の物は配管などに使われます。
厚みも形状によってですが
20mm、25mm 30mm 40mm 50mmなどあります。
耐熱温度は?
グラスウールはガラス繊維と繊維同士を接着する接着剤でできています。
ガラス繊維と接着剤の耐熱温度が違うため、使用条件によってどちらの温度が適用出来るか
決まります。
ガラス繊維の耐熱温度は一般的に250~350°(種類や密度で異なる)となります。
接着剤の耐熱温度は150℃
その温度に長時間触れていると、接着剤が変色(炭化)していきます。
いわゆるグラスウールがスカスカな状態になっていくようなイメージです。
なので耐熱温度としてはゆとりを持ち選定してあげるのがよろしいかと思います。
連続的に高い温度なのかそうでないかにもよりますが
200℃くらいまでが良いかもしれませんね(^_^)
(いろいろな条件、厚み、密度が関係しますので全てに当てはまるわけではありません。)
更に温度が高い場合はロックウ‐ルを選定するようになります。
次回はロックウ‐ルについて説明したいとおもいます。