今回はロックウ‐ルについてです。
ロックウ‐ルとは玄武岩、天然岩石などの鉱石を溶かして繊維状に加工して
綿のように成形して作る断熱材です。
ロック、岩ですね(^^♪
岩ですから、ガラスより強い? イメージですが(^_^)
なのでガラス繊維のグラスウ‐ルで賄えない温度域ではロックウールを使用すると
覚えればよろしいかと思います。
ロックウールの種類は?
グラスウール同様、筒状、板状 帯状 様々な種類があります。
その中で対象物の形に合わせ選定していきます。
耐熱温度は?
仕様条件、厚み、密度にもよりますが、おおよそ600℃程度と言われております。
ロックウールはアスベストではないの?
よく勘違いされますが違います。
ロックウールは岩綿
アスベストは石綿
根本的な原料成分が違います。
では何故アスベストで健康被害が起きるのか?
簡単に言うとアスベストの繊維は極めて細かく、
吸い込んで体内に入ると肺にとどまり排出されませんがロックウールの繊維は大きいため吸い込んでも体内にとどまることはありません。
すなわち健康被害は起きません。
ロックウール、グラスウールどちらを選ぶ?
住宅などの断熱工事とは違い 機械設備においての保温工事、断熱工事の現場では、対象物が高温になることが多く見受けられます。したがって対象物が何度になるのか?室温? 使用状況など加味して選定していきます。
全てにおいて当てはまるわけではありませんがグラスウールで耐えられない温度(200℃から300℃)を超える場合ロックウールにするという考え方でよろしいかとおもいます。
ロックウールでも耐えられない場合(600℃以上)はセラミックファイバー系 ケイ酸カルシウム系
の断熱材を選定していきます。
次回はそちらについて説明していきたいと思います。